「年を越してしまった(汗)」そんな時のお歳暮の熨斗(のし)の表書きは?
お歳暮をいただいたお返しが遅くなり年を越してしまう場合や、お歳暮を贈るタイミングで年を越してしまった場合など、理由としては色々あると思います。
そんな「年を越してしまった」場合の熨斗(のし)の表書きを説明いたします。
■御年賀の熨斗(のし)
表書きとしては「御年賀」「新年御挨拶」「賀正」「御年始」とあります。
記念品のトーコーでは「御年賀」が多いですね。
使う期間としては、元旦は避けて1月2日~1月7日(松の内が明ける)までとなります。
手渡しを基本としていることから、直送や発送はタブーとされています。
タブーの理由としては、神棚やお仏壇に置くお供え物を御歳魂(お年玉)といい、品物をお供えしあう習慣からのようです。そう考えると手渡しでないといけないのは納得です。
松の内とは
玄関前に門松を飾ってから、お正月飾りを片付ける期間です。
現代の暦では1月7日頃までを松の内といいますが、地域によっては15日のところもあります。
■寒中御見舞の熨斗(のし)
表書きとしては「寒中御見舞」「寒中御伺」です。
贈り先が同等や目下の方の場合は「寒中御見舞」、贈り先が目上の方の場合は「寒中御伺」となります。
松の内(1月7日)を過ぎてから立春前までに贈ります。
今年(2021年)は2月3日が立春です。
■喪中の場合の熨斗(のし)
四十九日(忌中)の間は、「御中元」や「御歳暮」は控えるのがマナーとなっています。
喪中に入りましたら贈っても大丈夫ですが、熨斗に水引は使いません。(水引のない無地の熨斗)
お祝いを連想させる贈り物にしないよう気をつけましょう。
お歳暮の時期の喪中は「寒中御見舞」または「寒中御伺」を使います。